2022
05/24
21:26
弘前と知床を繋ぐもの
Category : 青森のこと

流氷と知床の海。 遠くに見えるのが知床連山。
右から見て凹んでいる部分が知床横断道路やウトロ地区がある場所でその左の山が羅臼岳。
ウトロ地区から知床岬までは40kmも離れています。

紡:なぜ知床の斜里にねぷたがあるの?

斜里町の道の駅しゃりに展示されているねぷた。
あまり知られていないとは思うのですが、北海道斜里町と青森県弘前市は友好都市協定を結んでいます。

簡単にまとめると、今から210年程前北辺(=ロシア)警備の為津軽藩(弘前)から100名程の藩士が斜里に移住し警備にあたったのですが、飢えと氷点下30度にもなる斜里の冬の寒さは厳しく、一冬で約3/4にあたる72名の藩士が亡くなるという悲しいお話がありました。
昭和58(1983)年に弘前市と友好都市の協定を結び、その記念として門外不出のねぷたの製法が伝えられ今年に至るまで50年近く続けてきました。

2017年のしれとこ斜里ねぷた祭りのポスター。
2020、2021と感染症の影響で中止となり、2022もあの知床遊覧船の事故を受けて20日に中止を決定しました。

斜里町知床博物館に保管されている斜里ねぷた。博物館の開館日ならいつでも見学可能です。
見に行くには非常に遠い場所ですが、いつかは斜里のねぷた祭りを見に行きたいです。

釧網本線・知床斜里駅にて観光列車「流氷物語号」と。


冬は斜里で流氷を観て、春は弘前で桜を観て。
2月に流氷物語号に乗車した時は、まさか弘前まで行くとは思ってもいませんでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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