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冬音

Author:冬音
北海道でドール撮影をしています。
北海道は季節感が本州と多少異なりますが、それも個性ということで。
北海道地図があると、より楽しめるかと思います。

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クリスマスは日本一の秘境駅で (室蘭本線・小幌駅)

Category : 北海道の鉄道
小幌駅01
トンネルを抜けると、そこはトンネルであった。

小幌駅02
私たちを下ろして、列車は再びトンネルの中へと消えていった。

小幌駅03
小幌駅04
右を向いても、左を向いても山とトンネルだけという、全長80m程度のまさに秘境の地。
駅に通じる道路すらありません。 住民も0です。

小幌駅05
ここは室蘭本線・小幌駅。 秘境駅ランキングというもので堂々の第1位に輝く栄光の駅です。

小幌駅06
瑞季:ここはすごい駅ね・・・ どうしてここに駅を作ったのでしょう。

小幌駅07
白雪&真凛:しかもクリスマスに来たのよね。
訪問したのは、ちょうど1年前のこと。

小幌駅08
白雪:こんな場所、一生に一度来るかどうかかもしれないわ。

追記にも、「日本一の秘境駅」小幌駅のことが続きます。
続きを読むからどうぞ。
小幌駅09
小幌駅10
小幌駅の時刻表。
1日合計で6本しか停まらない、難しい駅です。
一番簡単なのは15:13→15:44の列車で来ることでしょう。 

小幌駅11
瑞季:どうしてこの駅が誕生したのかが、やっぱり気になるわ。

小幌駅12
それは、このトンネルが大きな意味を持っています。

[駅の歴史]
小幌駅は昭和18(1943)年に、信号場として開業しました。(旅客の取り扱いもしていました)
その2年後に小幌~静狩間で室蘭本線列車衝突事故が発生。 死者4人・重軽症者60名という大きな事故でした。
そうした事故もあり、昭和42(1967)年に線路を複線化。それを期に信号場から仮乗降場として旅客の取り扱いを継続。
当時は、山菜採りや釣り人がたまに利用していて、信号場時代からも、わずかながら住民もいました。
国鉄が民営化してJR北海道になった際に正式に「駅」になりました。

[小幌駅の意義]
かつて、蒸気機関車の時代。 機関士にとって長いトンネルの通過は窒息寸前になり、生死を賭ける大変なものでした。
駅から礼文・室蘭側にある(新)礼文華山トンネルは全長2kmを越え、そうしたトンネル内の煙を出すとともに、機関士の休息地点としての意味。 かつて蝦夷地の3大難所と言われた礼文華越えをする鉄路だけにトンネルに次ぐトンネルです。
小幌の隣、静狩(しずかり)の由来はアイヌ語「シリ・トゥカリ(山の手前)」 それだけで山の厳しさが伝わって来ますね。
鉄路が出来るまでは、現在の室蘭港から森町まで連絡船が運行されていました。

小幌駅18
瑞季:このたった80mの区間が、とても重要な場所だったのね。

小幌駅13
小幌駅14
SLの時代が終わった現在でも、線路を点検・補修する基地としての役割があります。
函館保線所の詰め所や倉庫・機器室が設置されています。
待合室では無いので、入ることはできません。

小幌駅15
白雪:今では秘境だけど、それでも全く意味が無い場所では無いのね。


小幌駅19
そんな小幌駅ですが住民が0で、定期利用者も0。 
平成27(2015)年7月にJR北海道から10月をもっての廃止通告を受けました。
駅のある豊浦町は、「日本一」のつく小幌駅を観光資源としてアピールし始めたばかり。 当然JR側には駅の存続を求めましたが門前払い。 この頃、夏の青春18きっぷの季節になり小幌駅には一日50人以上が下車する日もあり「最後の訪問」をする鉄道ファンが押しかけていました。
最終的には、10回もの協議を経て、豊浦町が駅の警報機や遮断機の作動確認・草刈りや除雪費用を自治体負担(JRが示した年間維持費が150万円、実際には470万円もかかりました。)で行うことを条件に存続が決定。今に至ります。

小幌駅20
白雪:小幌駅は、人気(ひとけ)のある「秘境駅」。 不思議な感じね。

15:13の長万部行きでは、町の職員と除雪職員が隣の礼文駅から乗りこむ姿を見ることができます。

小幌駅を応援する豊浦町のふるさと納税はその年ものすごい盛況ぶりを見せました。
納税額に応じて、小幌駅の名前入りグッズが貰えるというもので、前年(H25)度のふるさと納税がわずか5件だったのに、その(H26)年は718件・949万6000円も集まりました。 廃止が通達されたH27年度は2115件・2942万1580円という凄まじい金額が集まりました。 この費用は小幌駅の維持費用などに役立てられています。

小幌駅17
瑞季:小幌駅が、いつまでも観光資源として存続できるといいね。
豊浦町のHPにある、「小幌駅に関する北海道新聞の記事(3回分/pdf)」
時間がありましたらどうぞ。

小幌駅21
豊浦町のご当地入場券は当然小幌駅のものです。

小幌駅22
小幌駅23
小幌駅に置かれている駅ノートや観光案内など。 有志の方が置いていってくれています。

小幌駅25
ホームがとても近いので、特急列車の迫力が存分に味わえると思います。
写真は、函館発札幌行きの183系特急「北斗13号」
来年3月のダイヤ改正で183系の「北斗」は姿を消し、全て261・281系の「スーパー北斗」に統一されます。

小幌駅24
白雪:もうすぐ小幌とのお別れね。

小幌駅26
15:44発東室蘭行き普通列車。
2016年1月、この普通列車が誤って小幌駅を通過。 2名の乗客が取り残される事件がありました。
今回はちゃんと停まってくれて安心でした。



一応、クリスマス感のある写真を付けておきます。
小幌駅27
小幌駅28
幌延駅(12月訪問) クリスマス仕様になっておりました。

幌延駅14
11月訪問時。 違いが分かりますね。

小幌駅29
東室蘭駅(12月訪問)

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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No title

こんばんはです(^^)/そしてメリークリスマスです。

冬音様のクリスマス記事は秘境駅!
左右がトンネルで山に囲まれたまさに秘境駅といった感じですね。
でも、地域の人々に愛されている様で、人気(ひとけ)が無くても温かみのある駅のように感じました。

廃駅にならなくてよかったです!

これは見るからに秘境の駅、知る人ぞ知る駅みたいな雰囲気が至る所から立ち込めていますけど、こうやって記事を拝見させていただくと、
この駅がつくられ存続されたことにはちゃんとした意義があったのですね。
それにしてもこの地のトンネル工事というのは難所続きで当時は大変だったと思います。

そしてこうやって駅の存続も決まってよかったですね~!

今後は利用者云々ということではなくてむしろ「秘境」ということを逆手に取った観光資源として税収等に貢献できれば素敵な話だと思いますし、
ふるさと納税もかなり人気があるようですね!

瑞季さんもこの衣装ではなんだか寒そうですね・・
そして冬音様も風邪などひかれぬようにお過ごしくださいね・・
この瑞季さんの襟元はちょっと艦これの白露型10姉妹の黒のセーラー服に似ている感じがしたものでした・・(笑)

Re: ごにぎりさん

> こんばんはです(^^)/そしてメリークリスマスです。
ごにぎりさん、コメントありがとうございます。

> 冬音様のクリスマス記事は秘境駅!
> 左右がトンネルで山に囲まれたまさに秘境駅といった感じですね。
1年前から始めた駅訪問シリーズ。 その最初の頃に行ったのが今回の小幌駅です。
国道から駅に続く道が無い、列車でしか行くことが出来ないというのが秘境たる所以。
クリスマスに小幌というのが私らしいでしょう(笑)

> でも、地域の人々に愛されている様で、人気(ひとけ)が無くても温かみのある駅のように感じました。
そこにはいなくても、駅ノートを通じての人々の温かみがある小幌駅。
自治体負担は軽い金額ではありませんが、長くあり続けて欲しい、そんな空間でした。

Re: ぬくぬく先生さん

ぬくぬく先生さん、コメントありがとうございます。

> これは見るからに秘境の駅、知る人ぞ知る駅みたいな雰囲気が至る所から立ち込めていますけど、こうやって記事を拝見させていただくと、
> この駅がつくられ存続されたことにはちゃんとした意義があったのですね。
> それにしてもこの地のトンネル工事というのは難所続きで当時は大変だったと思います。
「秘境駅」というジャンルが定着するまでは、秘境中の秘境、知る人ぞ知る駅だったと思う小幌。
特急列車や貨物列車が多く走る室蘭線では、レールの消耗も早いのでこうした保守基地は必要なものです。
難所だから、最初函館と札幌を結ぶ路線は、倶知安やニセコの方を周る「山線(函館本線)」ルートでした。

> そしてこうやって駅の存続も決まってよかったですね~!
1年毎の更新なので、予断は許しませんがしばらくは小幌駅は存続するでしょう。
今後、設備の老朽化で駅の信号機や構内踏切を交換するとなると1,000万円以上の費用が見込まれることもあり、そこに町民の同意を得られるのかが焦点となるでしょう。

> 今後は利用者云々ということではなくてむしろ「秘境」ということを逆手に取った観光資源として税収等に貢献できれば素敵な話だと思いますし、
> ふるさと納税もかなり人気があるようですね!
「秘境」小幌駅には来てくれるのですが、それだけで豊浦町にお金が落ちるということはありません。
以前、豊浦駅を紹介した時に「ホタテが美味しい」という話をしましたけれど、小幌に停まる本数の少なさもあって豊浦町の他の地域にはほとんど寄ってくれないというのが難しい所なのです。
「秘境」なのが売りなのであって、人が来すぎたり列車の本数が多くなると今度は「秘境感が無い」となってしまうので、そこもまた難しい。


> 瑞季さんもこの衣装ではなんだか寒そうですね・・
> そして冬音様も風邪などひかれぬようにお過ごしくださいね・・
> この瑞季さんの襟元はちょっと艦これの白露型10姉妹の黒のセーラー服に似ている感じがしたものでした・・(笑)
確かに、ちょっと似ているかもしれませんね(笑)
寒そうなのは、なかなか北海道仕様のドール用の冬物は無くて、、、
今年は、いいものが手に入ったのでよく使用しています。
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