2017
10/27
18:27
恋問海岸 (根室本線・白糠駅)
Category : 北海道の鉄道

ここは、恋問(こいとい)海岸。遥か遠くには釧路の街。

美月:見て、遠くにカップルがいるわ。

美月:私も、あんな風に撮ってほしいな。


ここは、恋が叶う場所。

今回は、道東の白糠(しらぬか)町にある「道の駅しらぬか恋問」から。
由来はアイヌ語koi-tuie(コイ・トゥイェ/波が・崩れる所)。 波で砂場が決壊する所という意味です。
白糠町には「恋隠」という地名もあります。

美月:恋問で結ばれた2人は離れることが無いのよ。
コイタ(左)とメイカ(右)も今月はハロウィーン仕様になっていました。


追記にも、恋問と白糠駅のことを記していきます。
続きを読むからどうぞ。



中には、白糠や近郊市町村の特産品が並んでいます。
でも白糠といえば、紫蘇。 これが名物でしょう。

漁協の直売店もあります。

レストランの豚丼。

恋問がある白糠町の中心駅が根室本線・白糠駅。
国鉄時代を感じさせる、平屋建て横長の長屋のような駅舎です。
特急スーパーおおぞらの停車駅ということもあり大きめの駅です。

美月:ご当地入場券も無事に購入できました。



白糠駅の様子。

旅情を感じられる、駅スタンプもあります。

白糠と聞いて「白糠線」を思い出せる人はなかなかの鉄道ファンでしょう。
1964年に白糠~上茶路間が開業。 列車は左から3番目の線路から発車していました。
路線の目的は上茶路(かみちゃろ)の炭鉱から釧路港まで石炭を運ぶというものでした。
しかし上茶呂から北進(ほくしん)までレールを敷設した頃(1970年)には肝心の炭鉱が閉山。 2年間放置された後北海道出身の運輸大臣が就任し1972年に北進駅まで開業。
計画では白糠から池北(ちほく)線(後のふるさと銀河線)の足寄(あしょろ)駅までを結ぶ計画でした。
終点の北進は元々「奥上茶路」駅として計画されていましたが「鉄路を更に北へ伸ばすので『北進』に変更してください」と地元の団体が言ったらあっさり変わりました。 しかし北進駅の開業条件は、足寄までの延伸はしないことと引き換えでした。
1983年、第1次特定地方交通線に指定された白糠線は特定地方交通線廃止のトップを切って、廃止第1号として開業からわずか19年での廃止となりました。
だから白糠の駅舎はちょっと大きかったのです。
ここから数年で北海道の路線がどんどん消えて行きました。

そうした白糠線に関する展示が駅横のバスターミナルにあるらしいのですが、見に行けなかったのが残念。
こうした事は車で行くと忘れがちです。
まさに「しらぬか仏」と言ったところでしょうか。 そのうちまた釧路方面に行く際に白糠に寄って行きたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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