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冬音

Author:冬音
北海道でドール撮影をしています。
北海道は季節感が本州と多少異なりますが、それも個性ということで。
北海道地図があると、より楽しめるかと思います。

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北海道・夏の駅めぐり Vol.5 (宗谷本線・佐久駅)

Category : 北海道の鉄道
佐久駅01
ミカヅキ:駅の中にアンモナイトが!

佐久駅02
ミカヅキ:昔の道具がたくさん!

佐久駅03
夏の駅めぐり、第5回は中川町にある佐久駅から。
もう9月ですが、このシリーズは7回までありますのでしばらく夏にお付き合いください。
駅は、佐久やその周辺の地区の歴史を伝える「佐久ふるさと伝承館」と合築された建物です。
ここに来れば、中川町の南部の歴史を垣間見ることができます。

中川町は林業のまちであることは天塩中川駅KIKORI祭で知ってもらったと思いますが、もう1つこの町には特筆すべきものがあります。

佐久駅23
それが、化石のまちということ。 この恐竜の化石は中川町で発掘されたものです。

佐久駅04
「てしおなかがわ」の部分がシールになっているのが分かるでしょうか。
昔、佐久駅と天塩中川駅の間に「琴平(ことひら)」駅があった名残です。


佐久駅05
Q:佐久の由来は何だと思いますか?
ミカヅキ:佐久は夏の「サク」でしょう。 その後は「ルペシペ」か「ル」か。 う~ん・・・
追記に続きます。 やっぱり長くなってしまいました。 佐久駅周辺の見どころを30分番組を見るような感覚で、続きを読むからどうぞ。
佐久駅06
A:「サク・コタン・ナイ」(夏・集落・川)からついた名前にゃ。

佐久駅07
ミカヅキ:予想外の答えが来たわ・・・! どういう意味なの?

佐久駅08
咲来編で、アイヌの生活は夏は海に出て漁をして、冬は山に戻って川で鮭鱒を捕って冬を越していたという話をしたのを覚えているかにゃ。
この地域では夏でも川で魚が捕れたから海まで出ることなく生活できたのにゃあ。
夏(サク)の間、アイヌの方は川(ナイ)沿いに集落(コタン)を作って魚を捕って暮らしていた。
だから「サク・コタン・ナイ」。 そこに漢字を当てて「佐久」
わかったかにゃ? 

佐久駅09
ミカヅキ:ありがとう、駅前の飼い猫さん。



佐久駅10
佐久駅11
佐久駅12
佐久駅13
中には佐久・安川・共和・板谷地区から集めたたくさんの古民具が置かれています。

佐久駅39
参考:佐久から「安平志内(あべしない)川」に沿って南へ集落が拓かれていきました。

佐久駅14
佐久駅22
壁には中川町の冬山造材の光景が描かれています。

佐久駅15
佐久駅で一番見て欲しいのが、中川町の昔の歴史を紹介する上で欠かせないのがこの装置。 
田中式薄荷蒸溜釜といいます。

佐久駅19
佐久駅17
佐久駅16
佐久駅18
中川町はかつてハッカの産地として名高かった時代がありました。
明治末期から大正時代にかけての最盛期には1位の北見と中川だけで全国の80%を占めましたが価格の変動が激しく需要の低迷と共に減少していきました。
山深い(佐久駅から天幕峠を越えて10~20km弱)板谷や共和地区から歩いて駅まで運ぶには、重さが軽くて儲かるハッカはいいものだったのです。

佐久駅20
佐久駅21
駅の2階にひっそり置かれていた佐久駅の変遷。
鉄道の開通式では、駅近くの野原や倉庫で祝賀会が盛大に行われました。
佐久地区はもちろん、安平志内川流域や富和・豊里地区の住民も泊まりこみで見物やお祝いに駆け付けちょうちん踊りやアイヌ踊りをし、4斗樽の酒が飲みかわされました。



佐久駅24
ここで突然ですがクイズです。

佐久駅前にある大正9(1920)年建築のこの建物は何だったと思いますか? ①旅館 ②郵便局 ③駐在所 ④農協 ⑤民家
ミカヅキ:正解は⑤が普通にありそうね・・・
答えは最後に触れます。


佐久駅25
佐久駅から歩いて数分の所にある天塩川に架かる佐久橋(国道側から見ています)。

[佐久橋ができるまで]
鉄道が開通して、将来の発展は約束されたと言っても良い新市街・佐久。しかし学校は天塩川の対岸の旧市街・安川地区にあり、渡船だけでは通学に不便でした。
そこで中山甚太郎ら9名が役員となり「開発期成同盟会」を結成。架橋と道路開削を要望しました。
この時中山は運動のために熊の皮を役人に贈り捕まってしまいました。 このくらいしなければ役場は動いてくれませんでしたが投書があったのです。
さあ大変だということになって、部落中の人々が中山家に集まって相談した結果、熊の皮を贈ったのは中山個人であったと弁明し、ようやく出してもらうことができました。
そうした陰の苦労もあり駅開設から4年後の大正15(1926)年に木橋が架かりました。
祝賀会は丁度「薄荷」の成金時代でしたから盛大に行われたそうです。
木製の橋だったため、後日橋の穴から子どもが落ちて、再び永久橋への運動が高まり、昭和14(1939)年にコンクリート橋になりました。

佐久駅26
佐久駅28
佐久駅23
佐久駅29
中川町エコミュージアムセンター
旧佐久中学校の校舎を活用した宿泊型研修施設兼自然誌博物館(大人200円)です。
かつて海の底だった中川町では、状態のよい恐竜やアンモナイト、イカやサメ・イルカの化石が発掘され展示されています。

佐久駅27
歌人・斎藤茂吉ゆかりの地、志文内(共和地区)
※斎藤茂吉は、斎藤家に養子入りしたのですが元々は「守谷」姓です。
茂吉の兄、守谷富太郎は拓殖医として北海道で活動し、昭和3(1928)年中川村の志文内診療所に赴任します。
この頃、茂吉が富太郎に宛てた書簡に「一度兄上のところに行きたい」旨の記述がみられます。
昭和7(1932)年8月14日の日曜日、午前6時55分に末弟を伴い旭川を出発した茂吉。午後0時30分に佐久駅に到着しました。
降り続く豪雨で天塩川は濁流逆巻き、豪雨の中、2人は草履を履き迎えの若者2人と共に徒歩で兄の待つ志文内に向かったのです。
4時間の強行軍の末、午後4時半に志文内に無事到着した茂吉。この時茂吉50歳、富太郎55歳。実に16~17年ぶりの兄弟の再会でした。

「しづかなる山の我が家に三人して過ぎし昔を語らひにけり」(富太郎)
「現身のはらから三人澤に生ふる蕗の太さをひでてくひけり」(茂吉)

佐久駅36
佐久駅37
参考・北見市中央図書館の文学館コーナー
ここには、斎藤茂吉や守谷富太郎に関する資料が多く展示されています。

佐久駅38
茂吉が富太郎に寄せた書簡がここに展示されています。

佐久駅30
さて、この建物ですが、昔は佐久郵便局でした。そして中山氏の家でもありました。
正解は②と⑤という所でしょうか。
佐久駅に降り立った茂吉も、きっとこの郵便局を目にしたことでしょう。

佐久駅31
ミカヅキ:今回のお土産です。

佐久駅32
佐久駅33
中川町のわがまちご当地入場券は天塩中川駅です。

佐久駅34
佐久駅35
駅は特急停車駅ですが無人駅なので、駅近くのスーパーマーケットが販売しています。
余談ですが、和寒町(塩狩駅)や仁木町(仁木駅)は町のセブンイレブンで販売しています。

今回は、佐久駅とそれに関連する物語でした。
ハッカ・アンモナイト・斎藤茂吉・丸太押し相撲・KIKORI祭・天塩川de水切り(北海道大会)etc. 中川町は地味ですがディープな町です。
ナカガワのナカガワ、見に来てみませんか。

最後まで見て頂きありがとうございます。
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No title

こんばんは。
佐久には農家を継いだ音威子府高校時代の友人がいるはずなので、また行ってみたくなり懐かしくなりました(^-^)
友人宅に泊めてもらったのももう15年ほど前になりますが、その時に友人のお父さんにアンモナイトの化石をいただきました。化石の町だったからたくさん持っていたのか!知りませんでした。
馴染み深い土地のお話、続きを楽しみにしています!

Re: さかえ21さん

> こんばんは。
さかえ21さん、コメントありがとうございます。

> 佐久には農家を継いだ音威子府高校時代の友人がいるはずなので、また行ってみたくなり懐かしくなりました(^-^)
佐久駅、列車は普通列車3往復のみと少なく、町営バスが一応ある程度の場所です。
昔の斎藤茂吉さんのように手紙を送って、特急停車駅の天塩中川駅まで迎えに来てもらうのもいいかもしれませんね。


> 友人宅に泊めてもらったのももう15年ほど前になりますが、その時に友人のお父さんにアンモナイトの化石をいただきました。化石の町だったからたくさん持っていたのか!知りませんでした。
太古の昔は海だった中川町。 海の生物の化石も発掘されています。
その友人のお父さんも、化石を持っていたのですね。 記事で出てきた大きな恐竜の化石も中川町の住民が初めに発掘したものです。

> 馴染み深い土地のお話、続きを楽しみにしています!
佐久編はこれで終わりになりますが、これからも北海道+α(重要)の魅力を伝えて行ければと思います。
またブログに遊びにきてください~

No title

こんにちは~

アンモナイト…そういえばアンモナイトの博物館に今年行ったなぁと思って調べたら美唄の近くの「三笠私立博物館」でした。そこも大きなアンモナイトがごろごろ展示してあって、このアンモナイト達も、死ぬ時にはまさか自分達の死体?がこうして、今、展示されるなんて思ってみなかっただろうな~と思ったりしてました(笑)

いや、今回は化石の記事ではなかったですねっ!
斎藤茂吉…教科書で受験の時覚えたきり…Wikiってみましたが「アララギ」くらいしか脳内単語ではヒットしませんでした…(;´Д`)

こうして教科書の字面ではなく、1人の人が、ここで、生きていたっていう証拠を見ると、国語や歴史の教科書に載っていた人物全てに、喜怒哀楽の人生があって、必死に人生を生き抜いた歴史があるんだな…と、改めて感じました(因みにユアンは歴史苦手でした)。
そしてダレカではなく「斎藤茂吉という人」の人生の息づかいまで伝わるような紹介がされると、つい深入りしてテストもないのにもっと知りたくなったり覚えてしまったりしますね!(15歳で婿入りして嫁は9歳…海外あちこち回って…精神科医院長を経て…とにかくすごい人なんですね)

そして、わがまちご当地入場券、更にゲット、ですね!

にゃんことミカヅキさんの共演

駅の飼い猫ちゃんがとっても可愛いですね!
ミカヅキさんとのとっても素敵な共演を果たされていると
思います! (笑)
うちのブログでは最近ツインテの初音ミクを取り上げましたけど、この
ミカヅキさんの髪型はフォーステールという感じなのでしょうか・・?
この個性的な髪型はとても素敵だと思います!

「サク」というと何となくですけど「咲」という漢字を思い出してしまい、東方ですと「十六夜咲夜」、今年の高校野球ですと埼玉の
花咲徳栄を連想してしまいますけど(汗・・)
今回の佐久駅は、アイヌに由来するものだったのですね!
長野では比較的「佐久」という地名は耳にしますけど、さすがに長野とは無関係だったようですね・・・

ハッカに関する記事も大変興味深いものがありましたけど、
今現在では生産もされていないようですね・・
ハッカ畑の昭和初期の頃の写真がなんともいい味を出していると
思います。

それにしてもここにもこんな大型恐竜がいたとは・・!

人間が住み始める以前から色々と歴史は動いていたという感じでも
ありますね!

Re: ユアン131さん

> こんにちは~
ユアン131さん、コメントありがとうございます。

> アンモナイト…そういえばアンモナイトの博物館に今年行ったなぁと思って調べたら美唄の近くの「三笠市立博物館」でした。そこも大きなアンモナイトがごろごろ展示してあって、このアンモナイト達も、死ぬ時にはまさか自分達の死体?がこうして、今、展示されるなんて思ってみなかっただろうな~と思ったりしてました(笑)
三笠は、鉄道記念館もあって行ってみたいところです。
今は三笠市には鉄道が通っていないですが、小樽(手宮)から三笠の幌内炭鉱までの鉄道が北海道最初の鉄道という歴史があります。
アンモナイトが飾られている駅というのもなかなか珍しいのではと思いました。
 
> いや、今回は化石の記事ではなかったですねっ!
> 斎藤茂吉…教科書で受験の時覚えたきり…Wikiってみましたが「アララギ」くらいしか脳内単語ではヒットしませんでした…(;´Д`)
斎藤茂吉さんの話、私も同じでした。
北見の図書館(北見駅直通で便利です)で実際に宛てた手紙を見て、茂吉に対する思いがより一層深くなりました。


> こうして教科書の字面ではなく、1人の人が、ここで、生きていたっていう証拠を見ると、国語や歴史の教科書に載っていた人物全てに、喜怒哀楽の人生があって、必死に人生を生き抜いた歴史があるんだな…と、改めて感じました(因みにユアンは歴史苦手でした)。
> そしてダレカではなく「斎藤茂吉という人」の人生の息づかいまで伝わるような紹介がされると、つい深入りしてテストもないのにもっと知りたくなったり覚えてしまったりしますね!(15歳で婿入りして嫁は9歳…海外あちこち回って…精神科医院長を経て…とにかくすごい人なんですね)
中川町と北見市(留辺蘂)。すごく離れている町同士ですが、こうした結びつきがあったりします。
そうした物語を、これからも時々伝えていければと思っています。
北海道の人物と地名と駅。今までも紹介してきましたが、まだまだあったりします。
9月末に上半期分の期末考査でもしてみますか?(笑)
 
> そして、わがまちご当地入場券、更にゲット、ですね!
車で行って買った所も多いですがあんまり印象に残っていなくて、やはり列車で行って買ってドール撮影すると思い出になります。
10駅分集めて応募すると、必ずもらえる「北海道の列車カード」や抽選ですがプレゼントが当たるわがまち市町村賞があるのでそれを目標に集めてみてはどうでしょう。 ちょっとだけ遠出しないと(月形や余市など)10枚集まりませんが。。。

Re: ぬくぬく先生さん

ぬくぬく先生さん、コメントありがとうございます。

> 駅の飼い猫ちゃんがとっても可愛いですね!
> ミカヅキさんとのとっても素敵な共演を果たされていると
> 思います! (笑)
駅前の民家の飼い猫さんだと思うのです。
岩合さん気取りで写真を撮っていました。

> うちのブログでは最近ツインテの初音ミクを取り上げましたけど、この
> ミカヅキさんの髪型はフォーステールという感じなのでしょうか・・?
> この個性的な髪型はとても素敵だと思います!
個性的な髪形ですよね。 人間では難しいような感じですね・・・


> 「サク」というと何となくですけど「咲」という漢字を思い出してしまい、東方ですと「十六夜咲夜」、今年の高校野球ですと埼玉の
> 花咲徳栄を連想してしまいますけど(汗・・)
> 今回の佐久駅は、アイヌに由来するものだったのですね!
> 長野では比較的「佐久」という地名は耳にしますけど、さすがに長野とは無関係だったようですね・・・
夏の駅シリーズでは咲来がいい響きだったなあと思っています。 
あまりアイヌ語感のない佐久。一見関係なさそうなので5回目に持って来ました。 
長野県の佐久市とは関連は無さそうです。ただ佐久市は北海道では函館市と大樹町との交流があります。

> ハッカに関する記事も大変興味深いものがありましたけど、
> 今現在では生産もされていないようですね・・
> ハッカ畑の昭和初期の頃の写真がなんともいい味を出していると
> 思います。
昔は「ハッカ成金」という言葉があったくらいには栄えていたのですが、安い輸入物や化学合成品に取って代わられ衰退してしまいました。 あの富良野のラベンダーも同じように衰退していた時代もあったのですよ。

> それにしてもここにもこんな大型恐竜がいたとは・・!
> 人間が住み始める以前から色々と歴史は動いていたという感じでも
> ありますね!
恐竜や化石のことはあまりよく分からなかったですが、太古の昔、かつて海だったこの場所から現代まで歴史が繋がっているということはよく分かりました。
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