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冬音

Author:冬音
北海道でドール撮影をしています。
北海道は季節感が本州と多少異なりますが、それも個性ということで。

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林業のまちの玄関口 (宗谷本線・天塩中川駅)

Category : 北海道の駅
KIKORI祭02
前回の「KIKORI祭」を見物しに下車したのが宗谷本線の天塩中川駅でした。
特急列車も停車する駅ですが、無人駅です。
この町は、プロレスラーの「ラッシャー木村」(故人)の生まれ故郷です。

天塩中川駅01
天塩中川駅は、「誉平(ぽんぴら)」駅として大正11(1922)年11月開駅。
昭和26(1951)年7月に町名に合わせて「中川」にしようとしましたが、奥羽本線(山形県南陽市)に既に「中川」駅が存在していました。
なので、旧国名の「天塩」を併せて「天塩中川」駅に改称しました。
国鉄時代は国鉄の駅同士で同じ駅名にするのはよくないことでした。 (仮乗降場を除く)

天塩中川駅03
KIKORI祭当日は10人以上の観光客が駅で下車しました。

「誉平」の由来はアイヌ語「小さい・崖」。
駅から天塩川を挟んだ対岸に今は干上がった三日月湖があり、その中ほどにあった小さな崖が由来とされています。 
中川町を流れる天塩川も昔はものすごい湾曲・蛇行していて、それを河川治水事業の繰り返しで現在の形にしていった歴史があります。
それに伴って作られた三日月湖は天塩川流域に多く見ることができます。
「誉平」の名残は、国道40号の信号「中川町誉」(ほまれ)という地名などに残されています。

天塩中川駅02
天塩中川駅は平成26(2014)年に5,070万円をかけて改修され、現在の姿になりました。
改修費の一部(2500万円~3000万円位か?)は、北海道の地域づくり総合交付金が充てられています。
格子状の窓、板張りの外観は昭和28(1953)年の建築された当時を再現したものです。

天塩中川駅04
貴羽子:いつまでもこんな風情溢れる駅が続くといいな。
追記にも、駅や貴羽子の写真を載せておきます。 続きを読むからどうぞ。
天塩中川駅07
天塩中川駅駅名標
佐久側に平成2(1990)年まで「琴平」(ことひら)駅が、歌内側に平成13(2001)年まで「下中川」(しもなかがわ)駅が存在していました。
両方とも、仮乗降場が起源の駅でした。
「琴平」は、鉄道が開通する前、天塩川の舟運が頼りだった時代、洪水に悩まされた時代に航運の守り神・金毘羅神を祀っていた地区の名称から。
「下中川」は、「天塩中川」から天塩川の下流に位置していたことから駅名になりました。
琴平駅があった辺りは琴平カーブとして、ラッセル車の撮影スポットとして知られるようになりました。

天塩中川駅05
誉平の名前は、ぽんぴら温泉(ポンピラ・アクア・リズイング)に残っています。
正式には「PONPIRA AQUA リ2ING」と書き、「リ2ING」は「リラックス」と「リフレッシュ」を組み合わせた造語です。
中川町は丸太押し相撲発祥の地でもあります。かつて「ナニコレ珍百景」というテレビ番組で2013年と2015年に取り上げられ、2013年にはボビーオロゴン率いる 「ナニコレ珍百景」のチームで出場していましたが1回戦は勝利したものの2回戦で敗れました。 
その時のメンバーはボビーオロゴン・石丸謙二郎・野村将希・ザブングル加藤・竹原慎二でした。


天塩中川駅06
「やあ、中川町は初めてかい? ボクが案内するよ。」
やたらインパクトがあるこの人。 名所案内の看板を見ると強烈なのがたまにあります。

天塩中川駅08
貴羽子:面白いものもあるのね。 温泉か~ 
温泉がある「ナポートパーク」では、オートキャンプやカヌーが楽しめます。

天塩中川駅28
天塩中川駅29
天塩中川駅30
天塩中川駅舎の変遷。 改修前はちょっと寂しい印象のある駅でした。

天塩中川駅09
天塩中川駅14
駅内観。
駅の板材は下川町林業組合でくん煙防腐処理、中川町の木材を使用した椅子は旭川市の北海道ポットラックさんが製作したものです。
窓枠なども中川町のトドマツの間伐材を使用して作られました。
とにかく、地元の木材をふんだんに使ったこの駅。 林業のまち・中川町の玄関口にふさわしいものだと思いました。

天塩中川駅15
交流プラザでは、毎月「otocafe」など地域のイベントを開催しています。
この場所が昔駅員さんが働いていた場所というのが分かりますでしょうか。

天塩中川駅31
ピンク電話も健在。
隣には駅ノートもありますが、落書きが多いのが少し残念。
2013年まで町唯一の高校、中川商業高校があったのでその頃の名残でしょうか。 

天塩中川駅10
時刻表。 (ダイヤ改正前)
普通列車(黒)3往復/特急(赤)3往復の12本が停車します。
特急が停まるだけで賑やかになります。

糠南駅11
以前紹介した糠南駅の時刻表。 普通列車だけではなにか寂しいです。

天塩中川駅11
運賃表。

天塩中川駅12
列車編成表。(ダイヤ改正前)
特急スーパー宗谷は、今回のダイヤ改正でスーパーでは無くなりました。

KIKORI祭64
特急サロベツ(183系)
今回のダイヤ改正で183系は宗谷本線から姿を消し、「宗谷」と同じ261系になりました。

特急スーパー宗谷
写真は音威子府駅に停車する在りし日(昨年12月)の261系特急「スーパー」宗谷1号。
庇の上の雪の厚さを見ての通り、汽車は豪雪地帯を走っていきます。

天塩中川駅13
中川町の観光PRポスター。
見づらくしてあるのは「来てみないと分からないよ」ということです。

天塩中川駅16
貴羽子:「ナカガワノナカガワ」を知るために、来てもらいたいということね。

天塩中川駅20
天塩中川駅24
中川町のゆるキャラ「じゅえる」
「じゅえる」には「樹植える」という意味が含まれています。デザインも「中」と「川」を縦に並べたように。
どんなキャラクターなのかは「ここ」から。

天塩中川駅21
天塩中川駅事務室。
無人駅となった後も、昨春までは2~3日前までに電話しておけばここで乗車券や特急券を購入することができました。
また駅近くのJAでも切符を委託販売していましたがこれも終了しました。
2016年4月まではここに保線基地があり、ここには9人の工務系職員が在籍していましたが全員引き揚げ。
中川の隣、幌延からも撤退し、稚内~音威子府間約130キロの区間に常駐の工務系職員が不在となったため「シカ衝突など事故や除雪などの対応に遅れが生じる」という懸念が・・・
今年は雪が少ないのが幸いですが、シカの衝突は不安ですね。

天塩中川駅26
こんな風にシカが線路に入ってくることは宗谷本線では珍しくありません。

天塩中川駅22
駅前通り。

天塩中川駅23
「元気発信!なかがわ」

天塩中川駅17
貴羽子:人口は少ない町だけど、まちの誇りがここにはあるのね。

天塩中川駅18
貴羽子:ところで、どうして中川の木材は評判がいいの?
昔、北海道の森では天然の木を伐採して針葉樹(エゾマツやトドマツなど)ばかり植えた時代がありました。
当時は針葉樹が高い値段で売れました。
だけど、中川の森は地形が複雑で面積が広くて、沢が入り組んでいて他の地域より伐採しにくかった。
だからこそ現在でも質の良い広葉樹が多く残っていて、そこが素晴らしいところなのです。
旭川家具など、高級な家具にも中川の木が使われています。

天塩中川駅19
貴羽子:森林づくりが未来の町づくりにつながる。 この駅からそれを発信しているのかな。

[なかがわ森林づくりの理念]
私たちは、人と自然が手をつなぎあう森林づくりを進め、持続可能な地域社会を目指します。その為に、住民が力を合わせて森林を守り、育て、維持する仕組みを築きます。

森林は、再生可能な資源です。
私たちは、豊かな森づくりの為に、その成長と伐採に十分な配慮をしながら誠実に管理し、丁寧に伐り出し、それを多くの人に長く大切に使ってもらいたいと考えています。

森林は、無限の可能性に満ちあふれています。
私たちは、よりよい森林づくりの為に、いかなる努力も惜しみません。 森林に関わるあらゆる人々の知恵と汗を結集し、困難を乗り越え、長い時間をかけ、多様性に富む森林づくりに取り組みます。

森林づくりの根幹は人づくりにあります。
私たちは、将来の森林づくりの為に、社会的意義と使命を共有し、理念と哲学に基づく知識と技術を、次代を担う若者たちに引き継いで行きます。

森林づくりは、人づくりであり、マチづくりです。
私たちは、森林づくりに取り組むことで、暮らしに自信と誇りを取り戻し、人と人との絆を深め、一人ひとりが輝き続ける持続可能な地域づくりを進めます。

中川町長 川口精雄

天塩中川駅25
あの上厚内駅舎も解体が決定し、北海道から古き良き木造駅舎が失われていく現在、天塩中川駅にはぜひこれから何十年と補修・手入れをして長く駅舎を維持してもらいたいなあ・・・ と思いました。
いつか駅の機能は無くなる日が来ても、交流プラザとしては使用できるので何とか・・・

天塩中川駅27
貴羽子:今回の天塩中川駅、いかがでしたか。
林業のまちの玄関口、天塩中川駅。 駅員さんがいないのは少し淋しいですが特急停車駅だけに利用者はある程度います。
地元住民とお話しながら過ごすのも良し、駅を鑑賞するのも良し、Wi-Fiで沿線の観光情報を見るのも良し。
駅から15分歩いて温泉に行くのも良し、喉が乾いたらスーパー(2軒あります)で飲み物を買うのも良し。
あなたなりの過ごし方を探してみてください。
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No title

こんばんは。

天塩中川駅、改装されて一層味わいのある駅舎にリニューアルと言うか、
昔ながらの姿に戻ったってのが良いですね。

普通リニューアルとなると、近代風か、
もしくは簡素化されて見る影もなくなるか、
ログハウス風ってのも最近は多いのですが、
これはある意味、良いリニューアルですね。

後、窓口の石の部分とか、待合室の雰囲気も懐かしいです。
昔は、自動券売機があっても、この窓口で120円区間や入場券とかも、
硬券を買ったりしたなぁって。

それと、183系も製造されてかなり経つので、運用も厳しくなってきたみたいですね。
おおぞらでデビューした時の最盛期が懐かしいです。






No title

レトロな風情あふれる駅舎ですね。
一面の銀世界に立つ郵便ポストがまたいい味を出しています!

無人で事故や除雪などの対応に遅れが生じるかも、というのは確かに不安ですね。
経営上いろいろあるのでしょうけど、必要なメンテナンスはしっかりとして、長く存続してほしいですね。


ドール写真は、以前よりCG遊びの資料として参考にしています。
雰囲気を出すのが意外に難しくてなかなか納得いく絵が作れないのですが……

Re: 鳴らない携帯さん

> こんばんは。
鳴らない携帯さん、コメントありがとうございます。

> 天塩中川駅、改装されて一層味わいのある駅舎にリニューアルと言うか、
> 昔ながらの姿に戻ったってのが良いですね。
そうですよね。 この駅で座っていて落ち着くんですよ(笑)
昔ながら、悪い言葉ではありません。

> 普通リニューアルとなると、近代風か、
> もしくは簡素化されて見る影もなくなるか、
> ログハウス風ってのも最近は多いのですが、
> これはある意味、良いリニューアルですね。
ログハウス風が最近のトレンドなんですかねえ?
北海道では木造駅舎として人気だった「鱒浦(ますうら)」や「糸魚沢(いといざわ)」がログハウスになってしまいました。
簡素化=駅半分(旧駅舎の駅員スペースを)カットするのもセットです。
なので、駅員スペースを交流プラザとして残した今回の町の判断は私にとっては嬉しいです。

> 後、窓口の石の部分とか、待合室の雰囲気も懐かしいです。
> 昔は、自動券売機があっても、この窓口で120円区間や入場券とかも、
> 硬券を買ったりしたなぁって。
リニューアルしても、窓口の部分を残して作ったのがいいですよね!
窓口で購入すると、料金がお得になるように作ってくれたり、廃止になる駅の切符を作ったり積極的に利用しています。
自動券売機では作れない、どこの駅に行ったのか「形に残る」のが旅情があって好きです。


> それと、183系も製造されてかなり経つので、運用も厳しくなってきたみたいですね。
> おおぞらでデビューした時の最盛期が懐かしいです。
おおぞら、石勝線が開通した頃でしょうか。 
183系も古いですから、仕方ない面もあります。

Re: かめととさん

かめととさん、コメントありがとうございます。

> レトロな風情あふれる駅舎ですね。
> 一面の銀世界に立つ郵便ポストがまたいい味を出しています!
レトロな木造駅舎。かつては日本のどこでも当たり前に見られていた光景ですが、老朽化でどんどん取り壊されてしまいました。
そんな中「復活」とも言える天塩中川駅の存在は嬉しいことです。
駅前の郵便ポストを見ると、駅を基点とした人々の営みが存在する。その事実が心を熱くされてくれます。
郵便ポストすら撤去された駅も少なくは無いですし・・・

> 無人で事故や除雪などの対応に遅れが生じるかも、というのは確かに不安ですね。
> 経営上いろいろあるのでしょうけど、必要なメンテナンスはしっかりとして、長く存続してほしいですね。
必要なメンテナンスを行うための技術継承を目的とした集約・合理化とJRは説明しています。
かつての貨物列車脱線事故の教訓は生かしてもらいたいものです。

> ドール写真は、以前よりCG遊びの資料として参考にしています。
> 雰囲気を出すのが意外に難しくてなかなか納得いく絵が作れないのですが……
CGですか~ 私の写真が資料的な価値があるのなら幸いです。
雰囲気は、なるべく現地の駅の窓枠や風景を活かすよう心がけています。
そこがポイントかもしれませんね。

No title

素敵な駅舎はそこに居る方々の思いがあってこそなんですね

白い雪 とてもきれいなんですけど 実際にそこに暮らすと 当たり前ですけど寒く厳しいんでしょうねー 

そんな中 なにげにちょこんといらっしゃるドールさんが さりげなく御案内していて かわいいです

Re: satomiさん

satomiさん、コメントありがとうございます。

> 素敵な駅舎はそこに居る方々の思いがあってこそなんですね
JR任せで改修すると無人駅は、待合室部分だけ残して解体されてしまうので自治体がお金を出して改修しました。
前駅舎を改修する間は、プレハブの仮駅舎が設置されていました。

> 白い雪 とてもきれいなんですけど 実際にそこに暮らすと 当たり前ですけど寒く厳しいんでしょうねー 
寒く厳しい場所です。 稚内から2時間、旭川から3時間という距離も厳しいところがあります。

> そんな中 なにげにちょこんといらっしゃるドールさんが さりげなく御案内していて かわいいです
さりげなく、そこにいる。 そんな感じで撮影してみました。
1/6サイズの子なので、連れていくには楽です。
また遊びに来ていただければ幸いです。
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