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冬音

Author:冬音
北海道でドール撮影をしています。
北海道は季節感が本州と多少異なりますが、それも個性ということで。
北海道地図があると、より楽しめるかと思います。

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留萌本線の旅(阿分・礼受編)

Category : 北海道の鉄道
Koboro station
今年のクリスマスは、「日本一の秘境駅」室蘭本線・小幌駅で過ごしました。

阿分隧道01
国道231号と並行して走る列車。 留萌と増毛を結ぶ路線バスは国道沿いに走ります。

阿分稲荷神社08
阿分稲荷神社前を通過する列車。

信砂駅02
今回は、前回の信砂駅からの続きです。 今回の留萌本線の廃線区間の駅紹介は今回が最後になります。
例によって少しだけあい様の写真も載せておきます。 続きを読むからどうぞ。
信砂川鉄橋
信砂駅を出ると、見えるのが信砂川と信砂川鉄橋。

阿分隧道02
阿分隧道03
そして、留萌増毛間唯一のトンネル。阿分隧道。

この区間ではかつて痛ましい事故がありました。
1946年3月14日、留萌発増毛行きの列車が信砂川鉄橋で脱線、転落。17人か18人が死亡、60人以上が負傷する大事故がありました。
脱線した4両目の乗客の多くはスキー授業が中止になり帰宅する中学生でした。
この日は朝は快晴だったが昼間から猛烈な吹雪が襲い、午後3時16分発の列車は1時間以上遅れて留萌駅を発車。
ところが阿分隧道付近の吹き溜まりで列車は立ち往生。住民総出で除雪しましたが1時間以上前進と後退を繰り返しながら進みました。
トンネルを出て800m先の信砂川鉄橋を進んでいた時、4両目が突然右側に傾くとともに脱線。車内の照明は消え、氷の張った信砂川にまっ逆さまに転落。 
現場となった橋の袂には、犠牲者を弔った慰霊碑が今でも残っています。


阿分稲荷神社11
阿分隧道を横目に見ながら進むと見えてくるのが阿分稲荷神社です。

阿分稲荷神社05
阿分稲荷神社04
建物が完成したのが明治34(1901)年。参道を横切る線路は後から付けられたものか。
本殿からは日本海が一望できます。

阿分稲荷神社07
阿分稲荷神社06
境内の様子。 境内に続く階段は、留萌本線の撮影スポットとして人気がありましたが廃止が近づくと警備員が常駐するようになりました。

阿分稲荷神社09
神社を通過していく朱い臨時列車。 留萌から増毛までノンストップなので80km/h近いスピードで駆け抜けて行きました。
踏切は無いのがここの大きな特徴。 右の58は深川駅から58kmを示すキロポストです。

阿分稲荷神社10
映画「駅 STATION」では、初詣の場面のロケをこの神社で行いました。
階段の場所は今も昔も変わっていません。

阿分稲荷神社01
あい:かつて高倉健もこの場所に立ったのね。 海も綺麗ね。

阿分稲荷神社02
あい:参道を線路が横切っているなんて、なかなか無いわよね。 旦那は列車と神社を併せて撮りたいからこの場所に来たのよね。 
列車を風景を撮るだけなら箸別の国道橋とか他にいい場所があったよ。 でも私の場合神社も良く撮るから。
この場所で写真を撮るためにもう一度ここに来たんだ。
あい:まったく、男ってのはよくわからない生き物ね。車で来ればいいのに15分離れた阿分駅から歩いてくるなんて変わった人。  

阿分稲荷神社03
あい:そろそろ日も暮れて来るし、次の場所に向かいましょう。


阿分駅02
阿分駅03
神社から15分程歩く(バスで1区間)と阿分駅があります。 由来は「ア・フン(入りこんでる所)」です。
駅舎の窓ガラスは割れてしまい、ベニヤ板が貼ってありました。 もしかしたら誰がに割られた可能性も。

阿分駅04
阿分駅の目の前には平成27年3月に閉校した阿分小学校が。国道からは小学校に隠れて駅の存在は分かりません。
この踏切の名前は「学校」。 そのままです。
この駅のプラットホームは列車が1両入るかどうかというくらい短く、「朝礼台」と言われていました。

阿分駅08
阿分乗降場と表記しているのはかつて仮乗降場だった頃の名残か。
ボランテア精神で駅を汚さず、綺麗にしておくことは鉄道ファンの常識であってもらいたいものです。

阿分駅01
あい:でも、入り込んでいる所って何が入りこんでいるのかしら?
阿分には漁港があるから、そうした地形を表したものか。またはアイヌ語の「アフンルパル(パロ)」から来ているのかも。
あい:アフンルパル?
「あの世の入り口」という意味だよ。
あい:「あの世の入り口」!
あい様は「地獄」とか「あの世」とかいう言葉を聞くとちょっとテンションが上がります。中二病。

阿分駅05
あの世行き鈍行列車深川行き普通列車に乗り、隣りの礼受駅へ。

礼受駅06
礼受駅到着。 阿分と礼受の間に増毛町と留萌市の境界があります。
由来は「レウケ・プ」(曲がっている所)。

礼受駅05
先頭車両は普段宗谷本線の北側、名寄稚内間を走っているキハ54でした。 書かれているのは特急停車駅の名前です。
留萌本線は普段1両で走っていますが、廃線目当ての客のために2両編成で走っていました。 

礼受駅01
礼受駅外観。 海風により錆ついています。 ここもかつては駅舎を備えた有人駅でした。

礼受駅04
礼受駅02
「昔しの友と共に さようなら増毛駅」 掲げている人はピップエレキバンのCMに出演したかつての比布駅長さん。

礼受駅03
営業運行最終日、この駅では留萌市の高橋市長にお会いしました。 留萌駅でのセレモニーに参列後、礼受地区に立ち寄ったのでしょう。留萌市のカントリーサイン入りの公用車で。 
廃線反対を訴える首長たちが、駅間、札幌への移動に公用車に乗っている。他の廃線候補区間でも見られる光景です。

礼受厳島神社01
礼受駅から留萌方面に進むとある礼受厳島神社。
鳥居には「大東亜戦 戦勝祈願」と彫られています。

旧浜中海水浴場駅
礼受駅と瀬越駅は4km離れていますが、その中間にかつて「浜中海水浴場駅」がありました。
1989年から1995年まで、夏季限定の臨時駅として開業。
旭川から深川経由で快速列車「海水浴列車 かもめ号」が1往復運行しており、行きはかもめ号のみ停車。旭川への帰りはかもめ号の他に普通列車が2本停車しました。
元々プラットホームは無く、列車が止まったら駅員がタラップを降り口に持っていっていたので今では跡も何も残っていませんが、国道沿いに「礼受牧場」の看板があるので、そこを曲がるとある踏切「村田」の所にあります。

メリークリスマスが言えない04
そうして瀬越駅に到着。 駅の隣の踏切の名前は「旧増毛街道踏切」
かつては重要な場所だったのかと推測させてくれます。

留萌駅02
撮影をした後、留萌駅に到着したのは午後6時過ぎでした。

留萌駅の朝
早朝の留萌駅にて。1番ホーム(左)は増毛駅発の始発列車。2番ホームは深川駅発の始発列車。
最終日の始発列車をカメラに収めようとする人々で溢れていました。

阿分駅10
増毛留萌間を走る沿岸バス。 
地域住民にとっては留萌駅前、高校、市立病院前に停まってくれるバスの方が便利なのです。




阿分駅11
「増毛駅さん→九五年間→ありがとう→ございました」
12月4日、沿岸バスさんによる粋な演出。
今回はこのあたりで失礼します。
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