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冬音

Author:冬音
北海道でドール撮影をしています。
北海道は季節感が本州と多少異なりますが、それも個性ということで。

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第4回 KIKORI祭 at 中川町

Category : 北国の歩き方
皆さんは「とび」や「がんた」「バチ」を知っていますか?

何十年も前、「林業」の現場でまだ機械があまり用いられていなかった時代、それぞれの地域の「樵(きこり)」達は、この「とび」や「がんた」「バチ」を持って山に入り、私たちの家屋、家具などの原料となる「木材」を山から運び出していました。 常に危険と隣り合わせの環境の中で、自らの「とび」「がんた」「バチ」を操るその技術を生きる糧とし、毎日毎日真剣に山・森・木と向き合っていました。今では機械が用いられるようになり、昔の林業道具はその姿を消したが、その「真摯さ」「自然を想う気持ち」は、現在の樵にも脈々と受け継がれています。


皆さんは「樵」を見たことがありますか?

木屑と汗まみれの姿、どこか接しづらくずっと山にこもる寡黙な姿、人それぞれ想うイメージはあるでしょう。でも本当の姿は?? 本当は、自らの仕事「林業」に誇りを持ち、山と向き合い、色んなことを教えてくれる、そして何より「カッコイイ」「オシャレ」な人たちなのです。林業の町、中川町では彼らが、道具たちが、そして想いが活躍する、第4回「KIKORI祭」を開催します。
(KIKORI祭HPより)

KIKORI祭01
貴羽子:このお祭りに私たちは行ってきました!
ひな祭りではなく、耳の日でもない記事です。

KIKORI祭02
旭川駅を6時に発車する稚内行き普通列車に乗ること3時間半。 天塩中川(てしおなかがわ)駅で下車します。
上川地方最北の街、中川町の中心駅で特急「宗谷」「サロベツ」も停車する駅です。
(駅のことはまた別の機会で記事にします)

第4回KIKORI祭03
中川町は、人口約1,600人の小さな小さな町で、町の84.5%が山地。主な産業は酪農と林業です。
中川町の由来は「天塩川の中流」にあることから名づけられました。
中川町のあたりが、「畑作の北限」と言われている、寒さの厳しい土地です。

第4回KIKORI祭04
そんな小さな町で開催される「第4回 KIKORI祭」。  
今年は2月26日の10時から15時の間で開催され、この日は人口1,600人の町に700人を超える人出があり、

KIKORI祭05
KIKORI祭のメインイベント、冬山造材の木材搬出を再現した「きこり丸太レース」には盛んな声援が送られました。

KIKORI祭36
KIKORI祭27
KIKORI祭28
KIKORI祭29
開会式のテープカットならぬ、丸太おとしをもってKIKORI祭は開幕します。


KIKORI祭り06
飲食ブースやマーケットブースでは、中川町の木材を使用した商品や地元の陶芸作品、地元の居酒屋さんから、近隣の町からもカフェやレストランが出店してくれました。

KIKORI祭09
KIKORI祭10
林業体験ブースでは、薪割りなど林業に使用する道具の体験ができます。


KIKORI祭り14
メインイベントであるKIKORI丸太レースは迫力があり、躍動感があります。
写真は、マッチレースに勝利した前回王者、チーム「out woods」メンバーのガッツポーズ。 今年も強かったです。


少し、KIKORI祭に興味が出てきましたか?
追記にも、お祭りの写真(マーケットブースと丸太レースを主に)を載せていきます。
KIKORI祭に行った気分になれれば幸いです。
気になった方は続きを読むからどうぞ。
KIKORI祭り20
KIKORI祭り21
中川町在住の木工作家、斎藤綾子さんの木工作品。

KIKORI祭り16
美深町からいらした白樺樹皮細工のお母さん、茶谷さんのブース。

KIKORI祭り19
中川町在住の白樺樹皮細工作家、野呂さんのブース。

KIKORI祭り17
和寒町から2年連続の出店となったnidoさん。
氷点下6℃の寒さの中、1杯1杯淹れてくれました。 暖かったです。

KIKORI祭り18
士別市から、パン工房 cotoriさんの肉まん・あんまん

KIKORI祭22
名寄市から、食工房 ORTOさんの道産牛肉のストロガノフ
ターメリックライスに、野菜のマリネ、バゲットにはゴルゴンゾラチーズとリエットが添えられていました。

KIKORI祭23
豊富町から、2旅館合同での出店ブース。

KIKORI祭26
地元の居酒屋、十三さんのおつまみセット

KIKORI祭24
毎月7日間、天塩中川駅内交流プラザでポップアップカフェ「otocafe」が開催されます。
写真はホットはちみつレモン。 寒い屋外ですが沁みます。体にも心にも。



KIKORI祭25
貴羽子:食べ物も飲み物も美味しいし、木工作品もきれいね。 白樺の皮がこんなに柔らかくて綺麗になるなんて驚きだわ。

KIKORI祭り11
もちろん、お子さま向けにもイベントを用意しています!
これはスラックラインの体験。

KIKORI祭り12
樹高15mのヤチダモにロープで登る「ツリーイング」体験。

KIKORI祭り13
ソリ滑りももちろん用意しました。

KIKORI祭07
イケメンKIKORIコンテスト
この15人の中からチャンピオンが決まります。
貴羽子:私は、今話している人に1票入れたいかな。
なんと、応募した人にも抽選で特産品をプレゼントします!

KIKORI祭08
「イケメン」の定義とは、きこりの業や熱い志を持った人を指します。

KIKORI祭15
第4回にして初の女性エントリー。 彼女は北大研究林所属の学生で将来林業に携わりたいと発言していました。



ここからは、きこり丸太レース・一般の部(女性・男性別)の写真になります。

KIKORI祭30
ゴールまであと少し。 右側でゆっくり歩いている方が実行委員長のフジモリさんです。
レースでは軽快な選手紹介を聞かせてくれました。 

KIKORI祭32
KIKORI祭33
KIKORI祭34
KIKORI祭35
一般の部では、直径30~40cm・長さ3.65m・重さ150kgを超える丸太を3人で30m(女性は25m)引っ張ります。
横綱白鵬が154kgなので、それより重たい丸太を引っ張る。 3人がかりとはいえ途中で動かなくなることも。

KIKORI祭37
青森県から参加してくれたチーム「りんご娘」。
ねぶた祭の法被を着てレースに参加して祭を盛り上げてくれました。

KIKORI祭42
KIKORI祭43
KIKORI祭44
小学6年生以下が対象のきこり丸太運びレースもあります。
ソリに木のブロックを乗せて、落とさないようにゴールまで走ります。


ここからはメインイベント「きこりの部」です。

KIKORI祭38
使う道具は、「とび」(引っかける道具)

KIKORI祭39
「がんた」(挟む道具)

KIKORI祭40
「バチ」(そり) 以上の3つだけです。


KIKORI祭41
貴羽子:いよいよ始まるのね・・・ メインイベントが。

きこりの部 ルール紹介
KIKORI祭45
動作① がんた押し (チーム「昔の山男」)
がんた3本を丸太に引っかけ15m丸太を押します。

KIKORI祭46
動作② とびずらし (チーム「北大雨龍研究林」)
とび2本、がんた1本を使い、てこの原理で丸太を3.65mずらします。
これが難しいポイント。

KIKORI祭47
動作③ 丸太引き 
丸太をバチ(ソリ)に乗せ20m引っ張ります。

試合は3人1組のチーム対抗のトーナメント制で行われます。
優勝賞金は6万円、準優勝3万円、3位1万円 (きこりの部)
パフォーマンス賞(=中川町の特産品)もございます。
参加料はきこりの部・一般の部共に1チーム3000円(3名分の温泉無料券を進呈します)です。

KIKORI祭48
トーナメント表。
今年は12チームがエントリー。

KIKORI祭52
昨年王者。大会初の連覇を目指す旭川から来たチーム「out woods」

KIKORI祭51
1回戦では丸太に乗りゴールした「レジェンド」遠藤富士幸専務(66)率いる地元・中川町のチーム「遠藤工業A」

KIKORI祭53
KIKORI祭50
KIKORI祭49
きこりの部初の女性参加となったチーム「北大雨龍研究林」 
3位決定戦で敗れ4位となりましたが、パフォーマンス賞を受賞しました。

KIKORI祭54
KIKORI祭55
チーム青森・和歌山連合。 遠くからKIKORI祭の事を聞いて中川町まで来て参加してくれました。

KIKORI祭56
決勝戦は連覇を狙う旭川「out woods」対レジェンド率いる地元・中川町「遠藤工業A」の対決。
動作②まではどちらのチームもほぼ互角。

KIKORI祭57
out woodsが丸太にバチの紐をかけるのにもたつく間に遠藤工業Aがリード!

KIKORI祭58
そのままゴール! 

KIKORI祭59
地元に栄冠を取り戻し喜ぶチームメイト。

KIKORI祭60
連覇はならなかったout woodsチームですが、最後は笑顔を見せゴールしました。

KIKORI祭61
優勝した遠藤工業Aチームには木製トロフィー・表彰状・賞金・商品のほかに月桂樹ではなく中川町で伐採した広葉樹で作った冠が進呈されました。

KIKORI祭62
イケメンKIKORIコンテストは、並んでいた1番左の方が優勝しました。

KIKORI祭63
貴羽子:KIKORI祭、楽しかったわ! きこり丸太レースも迫力があって。 

丸太を運ぶだけの単純なレース。 そうかもしれません。
しかし、単純だからこそスピード、タイミング、コンビネーション、テクニック、激しさ、チームワーク・・・
シンプルな技術の全てが必要になります。
純粋に、ひたむきに、諦めず、足を止めずにただ巨木を運ぶ。
熱い戦いと、混じりっけのない選手たちの感情や表情。
そこに私は魅了されました。 
寒かったけど中川町まで来てよかったなあ。と思いました。

KIKORI祭64
祭りは15時に終了し、15時12分発の札幌行きの特急サロベツに乗って帰宅。
列車のダイヤ(駅に停車する列車は1日12本です)も考慮した祭の時間のように思えました。

KIKORI祭65
今回のおみやげ。
白樺樹皮で作られた本のしおりと豊富温泉・川島旅館の湯上り温泉プリン。

KIKORI祭66
中川町では交流のある東京・世田谷の下高井戸商店街に「ナカガワノナカガワ」というサテライトスペースを昨年10月にオープンしました。
写真は冬の中川町を体感する2泊3日のツアーの様子の新聞記事。
中川には、化石・温泉・天塩川・道の駅・特急停車駅・レストラン・手つかずの森林・林業・KIKORI祭・北海道丸太押し相撲大会・短歌フェスティバル・天塩川de水切り北海道大会があります。
昔、歌人の斎藤茂吉(のお兄さん)が住んでいたことから短歌フェスティバルが開催されています。
中川町を代表する夏のお祭りが丸太押し相撲大会です。昨年まで28回実施されています。

中川町の冬のお祭り・KIKORI祭、いかがでしたでしょうか。
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No title

こんばんは。

北海道を代表する木と言えば、やはり白樺ですよね。
後、会場で食べる食べ物、暖かそうですね。

kikori祭りも、寒さを吹っ飛ばすような熱気に包まれてた感じですね。

それと、天塩中川駅みたいな感じの駅に特急が停車するのも、
こちらじゃもう見れない風景ですね。

JR西日本じゃ、特急が停車するような駅は、
近代風のオサレな駅舎に建て替えられてしまったので。

後、183系もまだまだ元気に走っているみたいですね。

素敵なお祭りですね!

「きこり」・・とても素敵な響きですよね!

昔の日本の住宅とか洪水被害を事前に防いでいたのが
日本の「林業」という素晴らしき伝統であった事を考えると
最近の日本の林業の衰退とか
山の山林の放置はとても残念なものがありそうですね。

そうした中でこうしたお祭りにおいては、
丸太レースという楽しみの中でも
「山で生きる人たちの素晴らしき力強さ」をイベントとして
謳い上げていると思います!
青森チームも女性チームもみんな頑張っていましたね!
冬音様の写真からも「そうした力強さ」は十分感じさせるものが
あったと思えてなりません。
「丸太」は諏訪のお祭りではありませんけど
「山に生きる人たちのパワー」の象徴なのかもしれないですね。

ドールの貴羽子さんもゴスロリ風衣装がとてもよくお似合いですし、
頭の黒のリボンもとても可愛いですね!

Re: 鳴らない携帯さん

> こんばんは。
鳴らない携帯さん、コメントありがとうございます。

> 北海道を代表する木と言えば、やはり白樺ですよね。
> 後、会場で食べる食べ物、暖かそうですね。
氷点下6度と寒いので、温かい食べ物や飲み物が無いと(笑)
白樺は北海道らしいですね。 「シラカバ花粉」という言葉もあるくらいですしね。

> kikori祭りも、寒さを吹っ飛ばすような熱気に包まれてた感じですね。
KIKORI祭も、近郊市町村に徐々に浸透してきた印象があります。
年々出店数も増えてきていて、5回目となる来年にはどんなイベントになっているのか。

> それと、天塩中川駅みたいな感じの駅に特急が停車するのも、
> こちらじゃもう見れない風景ですね。
北海道ではこれが普通なので、違和感が無いですがそちらではもうないんですね・・・

> JR西日本じゃ、特急が停車するような駅は、
> 近代風のオサレな駅舎に建て替えられてしまったので。
次回更新で明らかになりますが、天塩中川は2年半前に改修したオサレな駅舎です。
次回を楽しみにしていてください!

> 後、183系もまだまだ元気に走っているみたいですね。
183系はまだ元気ですが、サロベツの場合は車両トラブルで時々運休していました。
ただでさえ本数の少ない宗谷本線で運休されると大変です。
今回登場したサロベツも、今回のダイヤ改正で261系に置き換わりました。
JR北ではこれから183系を順次廃車にしていく方針で、その一環として網走と札幌を結ぶ4往復特急のうち、2往復を電化が始まる旭川駅までの運転にしました。旭川で特急の電車に乗り換えです。
これも、183系になるべく負担を掛けないようにという、列車を買い換えられないJR北海道の苦肉の策です。

Re:ぬくぬく先生さん

ぬくぬく先生さん、コメントありがとうございます。

> 「きこり」・・とても素敵な響きですよね!
> 昔の日本の住宅とか洪水被害を事前に防いでいたのが
> 日本の「林業」という素晴らしき伝統であった事を考えると
> 最近の日本の林業の衰退とか
> 山の山林の放置はとても残念なものがありそうですね。
林業も、後継者不足やなりてが居ないということもあり厳しい現状があります。
山林も、地権者が入り組んでいたり、林道が崩れていたりでなかなか伐採できないというケースもあり難しいです。

> そうした中でこうしたお祭りにおいては、
> 丸太レースという楽しみの中でも
> 「山で生きる人たちの素晴らしき力強さ」をイベントとして
> 謳い上げていると思います!
中川町の秋の丸太押し相撲大会もなかなか盛り上がりますが、KIKORI感はこちらの方が上です。
雪も多く、冬は林業の仕事が少ない季節。そこで、「冬」にこうしたイベントを開催することで「林業の誇り」「林業の素晴らしさ」をアピールしています。 

> 青森チームも女性チームもみんな頑張っていましたね!
> 冬音様の写真からも「そうした力強さ」は十分感じさせるものが
> あったと思えてなりません。
> 「丸太」は諏訪のお祭りではありませんけど
> 「山に生きる人たちのパワー」の象徴なのかもしれないですね。
こうして、遠くから来てくれる方々がいるとなんだか嬉しくなります。
レースは、皆真剣で、ひたむきな「リアルな」表情が見られるのが良いです。
勝っても負けても最後はみんな笑顔。 素晴らしいです。
諏訪大社の御柱祭は有名ですよね。 同じく丸太は「山に生きる人」の象徴だと思います。

> ドールの貴羽子さんもゴスロリ風衣装がとてもよくお似合いですし、
> 頭の黒のリボンもとても可愛いですね!
貴羽子は、お嬢さまな子として今回連れて行きました。
次回も登場するので、楽しみにしていてください。
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